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ぞうブロ

旅行、音楽、スポーツから、転職、エンジニアの叫びまで。

30代おっさん、音楽経験なし。GarageBandでバンドはじめました。カラオケでセッションした結果。

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「そうだ、バンド組もう」

とある平日の夜。居酒屋で酔っ払った私は、一緒に飲んでいた転職同期Sと、iphoneの音楽アプリ「Garageband」で遊んでいた。バンドとはもちろん、音楽のバンド。二人とも一瞬酔いが醒めたが、結局勢いで満場一致で承認。バンドは、始まった。

 

転職してから毎年、私とSは、「仕事のストレスを忘れるべく、何かに挑戦しよう」という大目標を掲げ、実行し、輝かしい成果を挙げてきた。

フットサルチーム結成。エントリーした大会で見事準優勝(全チーム数3)。

フルマラソン42.195kmを見事完走(完歩)。トレイルラン21kmを、見事完走(完歩)。

今回は、その第4弾というわけだ。

 

バンドを組むといっても、某ピコ太郎氏とは違い、いきなり日本武道館ではできない。地道な活動が大切だ。大丈夫、必要なのは熱意と向上心、そして楽器だ。

翌日、私たちは重大な事実に気づいてしまう。二人とも楽器を持っていないのだ。

でも心配無用。最近は便利な世の中になったもので、iphoneに「GarageBand」というアプリがあり、それを使えば、ピアノもギターもドラムも、大抵の音は出せる。

しかもアレンジも簡単。自分で曲まで作れてしまうという優れものらしい。

(概要はこちら)

www.studiorag.com

 

「アプリバンドで日本の音楽シーンを変えてしまおう。PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK!!」などとうそぶき、早速役割分担を決める。 

 

協議の結果、パートは私がドラム&ピアノ。大好きなYOSHIKIと同じだ。Sはギター。ヴォーカルとベースが不在だが、欠席裁判により、音楽経験もなくカラオケも苦手な同期A、Bに決まった。まあ「Garageband」さえあれば、最悪両方なくとも、なんとかなるだろう。

コンセプトは「90年代ロック」。イエモン、ルナシー、グレイ、そしてXあたりをカバーしよう。でも、ミスチルやレミオロメンやスピッツ等、バラードも入れたい。黄色い声援を浴びてiphoneをかき鳴らす妄想だけが勝手に膨らんでいく。こうして、伝説のバンド(バンド名未定)は始動した。

 

私の音楽経験?正直に言おう。ない。しかし、ピアノとドラムは、見たことと触れたことがある。

ピアノはX JAPANの名曲「ENDLESS RAIN」を猛特訓し、途中まで弾けるような気になったことがある。

ドラムは「太鼓の達人」を「おに」でかろうじて叩ける程度。本物のドラムセットも一度叩いてみたたことはあるが、なに、持つものが少し細く、叩く相手が少し多くて、足も動かさないといけないだけだ。

なにより一番の自慢は、小学校の音楽の授業でリコーダーの早吹き自称No.1になったこと。当時のプロ野球選手の応援歌メドレーなら即興で吹けたものだ。下校時、鼻水を垂れながら一人リコーダーを吹いていた栄光の黒い過去が蘇る。

今回は、その得意なリコーダーを封印し、敢えて新境地で挑むのだ。ちなみに音符は読めない。当然バンド経験もない。

 

ちなみにSは私とは違い、本物のギターの経験者だ。数年前、結婚式の余興で「ゆず」の某楽曲をぶっつけ本番で演奏し、会場を凍り付かせ披露宴を地獄絵図に変えた華麗な経歴を持つ。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは、素晴らしい日本語だ。

 

そしてついにこの日が来た。初セッションをすべく、会社近くのシダックスに集合した。

シダックスでは、持ち込んだ「楽器」をカラオケ端末につないで演奏できるという噂を聞いたからである。楽器は携帯以外持っていないけど。

ちなみにA,Bにもセッションやりますよと声をかけたが、「絶対関わったらロクなことがない」と書いた顔で、苦笑いを浮かべ、仕事がー嫁がーといいそそくさと退散されてしまった。仕方ない、大切なのは継続と信念だ。ビッグになって、紅白に出て、私たちの想いがいつか伝わることを祈ろう。

 

「2名様1時間のご利用ですね」「はい。あとちょっとセッションやるんでギターとドラムとピアノ貸してもらえませんか?」「あるわけないでしょう、、馬鹿なのですか?」「わかりました。今日はこれ(iphone)で。」「それと、飲み放題2人分。アルコール?当然ありで」

いよいよ伝説の幕開けだ。私たちはビールとポテトを注文し、店員が持ってきてくれてドアを閉め出て行ったのをしっかり確認すると、念のため周囲に会社の人間がいないか確認。満を持して、候補となる曲を片っ端から歌い始めた。

 

しかし、すぐに問題が露呈する。

iphoneの音がうまくマイクで拾えない。ハウリングが起こりまくる。というか使い方がよく分からない。すぐ画面が黒くなる。何より、全くもってカッコよくない。

脳内イメージはTMの小室哲哉だったのだが、大の大人が背中を丸めて小さなiphoneをチョコチョコいじっているさまは、まさに悲しすぎる喜劇だ。これは、前途多難だ。セッション一日目で、私たちのバンド活動は早くも暗礁に乗り上げた、ように見えた。

 

早くも頓挫したバンドセッションに代わり、この日私とSを虜にしたのは、主に90年代J-POPの歌詞の3文字ワードを片っ端からヨ〇〇(いつも怒っている同僚のオラオラゴリラ系オネエ男子)に置換し盛り上がる、通称「ヨ〇〇祭」という、下劣極まりない遊びだった。

「あなた」や「おまえ」などのキーワードをヨ〇〇(濃い~知人の名前)に変換するだけで、歌詞が全く別の意味を持ち、涙が出るくらい笑えてストレス発散になる。うん、何をどう考えても、最高に最低だ。

それから何度か、セッションの名目でカラオケに行くが、決まってあの「ヨ〇〇祭り」で盛り上がって、本来の目的を忘れてしまう日々。

 

しかし、我々のバンド熱が冷めたわけではない。

とりあえず、GarageBandの練習だ。というか、まずは使い方だ。色々動画サイトをみると、世界中で、Garagaband使いが、早くもたくさんいた。神揃いだ。もはや一刻の猶予もない。

所詮無理な挑戦だったのか。やはり、楽器を買わないと話にならないのか。やっぱリコーダーか、ピアニカか、カスタネットか。小学生もビックリの誰得おっさん発表会が、今宵幕を開けるのか。。

いや違う、私たちはGarageband、いや自分自身の可能性を探りたい。37歳になったこの中年に、どれだけの希望(絶望)が残されているか。今こそ証明する時だ。さあ今日もカラオケに行ってヨ〇〇祭りに興じよう。


 

 

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