ページ コンテンツ

ぞうブロ

理系の悩み、エンジニアの葛藤、好きなことまとめ、妄想

転職して5年たった。転職してよかったこと、悪かったことを3つずつ。Connecting the dots.

スポンサードリンク

 

「転職はつらいぞ」5年前、私が前職を去るとき、先輩にかけてもらった言葉だ。その言葉の意味は、転職してから骨身に染みるほど感じてきた。転職は、する前も、してからも、大変だ。しかし辛いことばかりではない。この記事では、個人的な経験から、転職してよかったこと、そうでなかったことを、いくつかピックアップしてみたいと思う。

 

f:id:elep-peace:20180218132029j:plain

ドラクエ3攻略 スマホ対応「 ダーマ神殿 〜 ガルナの塔 〜 ムオル 」: ドラクエ3 攻略ゲームプレイ日記@攻略情報局 

 

私の転職歴を手短に。

化学系の大学院を中退後、東海地方の中堅自動車部品メーカーに就職。自動車の内外装樹脂部品の開発に従事。特に材料開発、表面処理技術(塗装、めっき、フィルム等)の開発を担当。7年仕事をして、近畿地方の大手農業機械メーカーに転職。転職の理由は、Uターン、BtoB→BtoC、そして給料が少し上がるから。仕事内容は機械の設計。異業種かつ全くの未経験の業務。設計すると知らされたのは出社初日だった。面接時と話が違うじゃないかと憤慨しつつ、気合と根性でなんだかんだ5年やってきて今に至る。転職歴は1回だ。

 

転職して、よかったこと。

自分の市場価値が分かる。

転職するか迷ってる方は、一度実際に、転職活動をしてみるといいと思う。職務経歴書や会社リサーチ、転職エージェントとの面談。面倒だし、自分の価値が分かるのは怖いけど、これは絶対やった方がいい。これまでの振り返りになるし、良くも悪くも、自分の客観的な市場での価値が分かるからだ。それを踏まえて、思い切って転職するもよし、今の会社にとどまるもよし。

一つ心に留めておく必要があるのは、どこに行っても、100%自分の希望が叶う場所なんて、存在しないことだ。だけど、パラメータは自分で振り分けられる。給料。場所。働き甲斐。人間関係。労働環境。労働時間。などなど。手持ちの100%に、それぞれのパラメータを何%ずつ振り分けていくかだ。

最悪これだけは避けたい。これだけは叶えたい。それくらいの気持ちで、あとは思い切りと勢い、そして一番大切なのは、自分の直感。人がどう言おうが、最後に決断するのは自分だ。それらを信じて、どちらの道を選んでも、前向きに頑張っていけば、明るい未来が待っているはずだ。

 

異業種での経験が強みになる。

エンジニア、技術系の転職は、ツブシがききそうで、意外ときかない。専門性が高く、分野が細分化されているからだ。だからこそ、周りが知らない得意分野がいくつもあれば、それは強みに直結する。まさにキャリア採用の一番の意義だ。たとえば製造・生産技術経験のある設計職。その逆もしかり。技術職出身者が調達や製造、品質管理などに行けば活躍できる可能性は高いだろう。

もちろん、全く関係ない異業種への転職も同じだ。スティーブジョブスの有名すぎる言葉、「Connecting the dots」の精神だ。全然関係も経験もない分野に行っても、いつか点が線につながると信じて、めげずに頑張ろう。自分自身に言ってます。

【企画格言】Connecting The Dots・点と点をつなげ(スティーブ・ジョブズ氏)

 

成長できる。

転職とは、結婚や受験に似ているのかもしれない。「結婚して離婚してしまったけど、いろんな経験ができた」「浪人はしない方がいいけど、したらしたで得るものは多かった」というふうに。そりゃ転職もせず、一つの会社でずっと、充実した社会人生活が送れるのが一番いい。何より楽だ。でも、人それぞれ、いろんな事情がある。転職したらしたで、新しい世界が見える。もちろん大変だ。だけど厳しい環境にチャレンジすることで、自分を成長させることができる。スキル的にも人間的にもだ。

ただ私の場合、自分を成長させるなんてカッコいいことを言う余裕はなかった。どちらかというと、「泳げるかも分からないのに、いきなり足のつかない深い川に飛び込む」ようなものだ。溺れて死なないために、不格好でも必死でがむしゃらに泳ぐしかない。大丈夫、実際に川に放り込まれて死ぬわけではない。溺れかけたら誰かが助けてくれる。独立起業して失敗したとしても、命までは取られない。転職ならなおさらセーフティだ。私自身、転職してそれを一番感じている。 

f:id:elep-peace:20180218160333j:plain

ドラゴンクエスト3 旅日記 第7話 - 名作ファミコン日記

 

転職して、よくなかったこと。

 

異業種への転職は、辛い。

転職して何が一番しんどかったですか?とよく聞かれる。私の場合はこれだ。Connecting the dotsなどとカッコいい言葉を引用したが、ジョブス自身も言っているが線でつながるなんて後で振り返って分かることで、やってるときは必死だから分からない。前職での経験が生かせない場合、まさにゼロからのスタートとなる。新卒のメンバーからは当然遅れを取ってて、歳だけ取ってるから、ある意味マイナスかもしれない。なのに、名前じゃなくて「〇〇から来たあの人」だと言われ、「キャリア採用」として期待され、「即戦力」とプレッシャーをかけられる。「こいつはどれほどできるんだろう?」と、周りから好奇の目で見られることもある。

よくプロのスポーツ選手がFA宣言とかで他チームに移籍して、なかなか活躍できず苦しんでいる姿を見るたび、心が痛んだものだ。同時に思った。同じ野球、サッカーじゃないか。俺なんて全然違う仕事をしているんだぜ。

経験やスキルが生かせず、「俺はこのスキルなら生かせるのに」「私はこの仕事なら負けないのに」歯がゆく悔しい思いをすることは、数知れないだろう。「前の会社ではこうだったので」等と言い訳をしたくなることも山ほどある。でも、一旦リセットだ。郷に入りては郷に従え。一旦従おう。大丈夫、前職での経験やスキルは、消えることはない。使わなければ錆びるけど、また磨けばいいだけだ。一から作り直す必要はない。ドラクエと同じだ。魔法が使える戦士になれるよう頑張ろう。

 

人間関係がリセットされる。

転職では、スキルはリセットされないが、人間関係はリセットされる。転職してから一番思ったのは、同期のありがたさだ。タメ語で馬鹿なことを言い合える同期も、困ったとき助けあれるような同期はいない。だから、リセットと言ったが、転職しても、前の会社の人間関係まで切ってしまうのは、非常にもったいない。よほど前職を恨んだり嫌ったりしてない限り、人のつながりや縁は、大切にした方がよいと思う。どこでまたつながるか分からないから。

と言っても、転職仲間、中途採用組のコミュニティはある。新卒の同期とまではいかないが、同じ境遇のありがたい存在だ。情報交換したり、励まし合ったり。前向きに明るく頑張っていれば、たとえ経験がなくても、嫌な奴に出会ったりしても、うまくやっていけるはずだ。

 

色んな言葉をぶつけられる。ありがたいお言葉11個。

転職して良くなかったことは、上の2つに集約される。ここではおまけとして、私が転職してから実際ぶつけられた、ありがたいお言葉をいくつか紹介しよう。

  • 「中途採用の中途は、中途半端の中途だと思ってるんすよね」(同じ部の年下から。入社後の歓迎会にて)
  • 「何しにウチに来たんすか?」(同上)
  • 「前の会社で、何モメたんすか?」(同上)
  • 「転職してくる人、使えないの多いから」(同上)
  • 「だらしないですね」(上の人の友人。長期休業中、私の歓迎会にて)
  • 「ここ、設計だから。鉄曲げて図面書いてなんぼだからね」(配属初日、上司から)
  • 「プラスチックの軽量化?農業機械は重い方がいいから、そんなん要らないよ」(上司から)
  • 「何?ほんとに図面書いたことないの?」(同上)
  • 「塗装?めっき?クルマじゃないから、そんなの安ければなんでもいいよ」(同上)
  • 「まあそう焦るな」(面接時、設計職じゃないですよねと確認した時、のちの部長の面接官から)
  • 「どや、ええ会社やろ?ガチ設計やろ?」(同上。入社後の飲み会にて)

思い出すだけでほっこりする。当たっていることも多い。でも、いちいち気にしていられない。笑顔でかわし、心の中では「見てろよコイツ!」と自分を鼓舞しよう。大丈夫、いちいち転職者に悪意を持って絡んでくるのは、大体仕事ができない人だ。

 

f:id:elep-peace:20180218133010j:plain

ドラクエ3プレイ日記14回目『ダーマ神殿とガルナの塔』: ドラクエブログ

 おわりに。

「転職して、よかったですか?」たまに聞かれるけど、5年経った今も分からない。良かったことも、悪かったこともあるからだ。残っていた方がよかったのかも。そう思うことは、確かに何度もあった。でも、残ってても結局、同じだっただろう。あの時転職しておけばよかったと。答えが出るのは、ずっと先だろう。

しかし、後ろを向いてクヨクヨしても、何も得られない。大切なのは、前を向いて今を頑張ること。「自分の選んだ道が、正しい道だ」「未来をどう過ごすかで、過去は変えられる」「住めば都」。そう信じて、前向きに頑張ろう。自戒の念も込めて。人間同様、どんな会社でも、何か一つは、いいところがある(はず)なのだから。

偉そうなこと言ってすみません。転職を迷っている人。転職したけど今しんどい人。きっといいこともあります。こうしてブログのネタにもできるのだから。共に頑張りましょう。心から応援しています。

スポンサードリンク