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なぜマラソンランナーは仮装をするのか。これまで遭遇したコスプレランナー3人に教えられた理由4つ。

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マラソン大会で仮装ランナーを見るたび、

不思議に思っていることがあった。

なぜ、マラソンで仮装やコスプレをするのか?

 

ただでさえしんどいのに、仮装したら余計走りにくいし、苦しくなるのに。

単に目立ちたいというのもあるだろう。

しかし、自分も、コスプレこそしないけど初心者ランナーになり、それだけではないことが、少し分かった気がする。

この記事では、私が遭遇し特にインパクトの大きかったコスプレランナーと、彼らから感じた、コスプレをして走る理由を、書いてみたいと思う。

 

これまで遭遇したコスプレランナー3人。

①恐怖のピエロ 

 

1人目は、「sekai no owari」のピエロ

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ピエロの人いる意味あったんだ・・・Mステに出たSEKAI NO OWARIが曲調を変更した理由 - NAVER まとめ

あれは志摩パールマラソンだったか。

私のハーフ初挑戦のときだ。

彼はスタート地点で既に異彩を放ち、初ハーフでビビる私に威圧感を与えるには十分だった。

たまたま彼と並走したのだが、隣になると、

仮面の下から「ハァ~ハァ~」と、物凄く苦しそうな呼吸音が聞こえてきた。

このまま彼がぶっ倒れて、そのまま死んでしまうのかとさえ思った。

 

そんなに苦しいなら、そのピエロを取ればいいのに。

何より、ピエロがハーハー言いながら笑顔で迫ってくるのは、結構な恐怖だった。

私は絶対、彼には負けずに、完走することを誓った。

そして、なんとか完走でき、僅差で勝利もできた。

しかし同時に、どんなに苦しくても決してピエロの仮面を取らなかった彼に、

プロ根性というか、一種の覚悟さえ感じた。

彼の恐ろしいプレッシャーがなければ、無事完走することはできなかっただろう。

 

②足を攣ったショッカ―

 

 2人目は、お馴染みショッカー。(実際は一人でした)

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ショッカー戦闘員 : 岡崎の桜まつり2017 にて藤岡弘、さんも登場した「家康行列」にショッカー戦闘員出現 - NAVER まとめ

彼に遭遇したのは、神戸マラソンでの30km付近。

私の足と精神力が限界突破し、必死で歩いていたとき。

 

コースで仰向けに寝転びながら、片足を上げているショッカーを発見した。

きっと足を攣ったのだろう、激痛に悶え苦しんでいる。

沿道からは、笑いの中、温かい声援が起きる。

「ショッカーがんばれー!」「ショッカー立てー!」

彼は必死で、声援に応え続けていた。

「イーーーーッ!」「イーーーーッ!」

今までマラソンをやっていて、笑いで疲労と痛みが吹き飛んだのは、後にも先にもあのときだけだ。

 

その後、彼がどうなったのかは知らない。

しかし、彼が応援している人たちやランナーたちみんなに、笑顔と元気を与えていたのは、紛れもない事実だ。

彼のおかげで、神戸マラソンを完走(完歩)できたと言っても、それは過言だ。

深く感謝している。

またどこかの大会で、足を攣った姿で笑いを元気を与えてほしい。

 

③爆走プリキュアランナー、マラソンサニーさん

3人目。コスプレランナーといえば、この方を外すことはできない。

matome.naver.jp

プリキュアに扮し、2時間台という驚異的なタイムでフルマラソンを爆走する、

「プリキュアおじさん」こと「マラソンサニー」さんだ

 

2015年の神戸マラソン。

10km地点を過ぎ、折り返してくる先頭集団とすれ違うとき、

私は一瞬、目を疑った。

「…女装したおっさんが、先頭集団に混じってる…!?」

黒人のランナーや、実業団風のランナーなど、ガチのプロランナーに混じって、

彼は猛スピードで走り去っていった。

一体あれは、何だったんだろう?目の錯覚か!?

相当な変態であることだけは、間違いないようだ。

 

終了後、私は気になって調べてみた。

Twitterなどでもずいぶん話題になってたらしい。

数日後、こんな記事を見つけた。

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15日に開催された「第5回神戸マラソン」(神戸新聞社共催)で、ミニスカートに青いロングヘアの「コスプレ姿」でトップに迫ったランナーがいた。

男子の先頭集団を追走し、ゴールタイム2時間42分24秒は女子の優勝者とほぼ互角。

男子でも54位と、アマチュアとしてトップクラスだった。

沿道の話題をさらったあのランナーは何者?(伊藤大介)

神戸新聞NEXT|連載・特集|神戸マラソン|関連ニュース|神戸マラソン 上位猛追、コスプレランナーは実力派

そこには、彼の正体、そしてコスプレをする動機が、赤裸々に明かされていた。

素晴らしい記事なので、ほぼ全文、抜粋させて頂く。

正体は、神戸市西区の会社員再田光進(さいたみつのぶ)さん(30)。兵庫工高(神戸市兵庫区)陸上部出身で、兵庫県高校駅伝神戸地区予選で区間1位に輝いた実力派だ。

卒業後は市民ランナーとして各地の大会に出場する再田さんは「子どもたちを笑顔にしたいんです」と話す。

コスプレのきっかけは2011年3月の東日本大震災。

かつて走ったことがある岩手県宮古市のコースが津波にのまれ、心を痛めた。 

自身も10歳で阪神・淡路大震災の揺れを経験した。

「仮装して走れば、沿道の人に楽しんでもらえるかも」。

津波被害で中止になった宮古市のハーフマラソンが翌12年に復活し、アニメのキャラクター風の衣装で出場してみた。

 「かわいい!」「セーラームーンみたい!」。

お年寄りや子どもたちの笑顔に包まれる中、堂々の優勝を飾った。

 以来、出場する大会では、派手なカツラをかぶったり、ミニスカートをはいたり。

市民マラソンでは仮装ランナーが少なくないが、トップレベルで走る選手は珍しい。

 再田さんは「格好はふざけていますが、走りは真剣です」と、1カ月に300キロを走り込むトレーニングを続けている。

 さまざまな大会に出場し、会場で声を掛けられる機会が増えた。

レース中は衣装が蒸れ、カツラがずれることもあるが、「コスプレを通じて人の輪が広がった。これからも地域の大会を盛り上げたい」と意気込む。

 12月には三重県での鈴鹿シティマラソンに出場予定。沿道の笑顔を楽しみに、自宅のミシンで新たなコスチュームづくりにいそしんでいる。

 

私は心から感動した。

一瞬でも変態だなんて思ってしまって、本当に失礼いたしました。

たしかに変態には違いなんだけれど、本当にすみませんでした。

 

なぜマラソンランナーが仮装やコスプレをするのか。

彼の言葉ほど、説得力があり、心に刺さるものはないだろう。

 

しかし。残念なニュースが飛び込んできた。

twitter.com

なんと、神戸マラソンでも、2017年から、

陸連登録ランナーのコスプレが禁止されたのだという

まあそりゃそうかという気持ちがある反面、寂しい気持ちの方がずっと大きい。

これからも、彼には、コスプレでのガチマラソンで、みんなに笑顔と元気を届け続けてもらいたい。

応援しています。

 

おわりに。マラソンランナーが仮装やコスプレをする理由4つ。 

この3名以外にも、様々なコスプレをしているマラソンランナーの方がいた。

彼ら彼女らが、なぜ仮装やコスプレをするのか。

まず第一に、エンターテイメントに徹することで、ランナーや応援など周りの人たちに、笑顔と元気を与えるためだろう。

 

でも、単なるおふざけではなく、マラソンもきちんと走る。

彼らはコスプレイヤーである前に、ランナーなのだ。

そこには、

「こんなふざけた格好をしているのだから、みっともない走りはできない」

という、コスプレランナーとしての覚悟とプライドが垣間見える。

 

 そして、これが一番なのかもしれないが、

ただでさえ大変で苦しいマラソンを、まずは自分が楽しもうという気概だ。

 

人生において、辛く苦しいことは、たくさんある。

それらから完全に逃げ出すことはできない。

なら、せめて楽しんで困難に立ち向かおう。そして克服しよう。

そんなポジティブで悲壮な決意を、私は彼らに感じるのだ。

 

かくいう私も2週間後に、奈良マラソンを控えている。

ここはひとつ、彼らに敬意を払い、コスプレしてみるか。

奈良だから、せんとくんとか鹿は、たくさんいそうだ。

せっかくなので、他のにしよう。

 

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こんなのとか。

 

ダメだ。マラソンはともかく、コスプレのクオリティが高すぎて、勝てる気がしない。

4つめの大切なことは、彼らは、

マラソンもコスプレも、両方真剣にやるということだ。

何事にも全力。馬鹿なことほど全力で。

その精神を、彼らは体現しているといえるだろう。

 

このように、コスプレランナーに教えられることは、本当に多い。

私も負けないように気合を入れて、ふんどし一丁でフルマラソンを完走してやろうと意気込んでいる。

股間が擦れて、とんでもないことになりそうだけど。

ダメだ、私みたいな半端者がやっても、おふざけにしかならない。

大体、中年豚のふんどし姿に需要があるとは思えない。

まずは、まともに完走できるよう頑張ります。

 

大会によっては、仮装やコスプレを禁止しているものもあります。

ご注意を。自戒の念を込めて。 

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