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ぞうブロ

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【前編】妻がオーストラリアに旅立った。4日間の独身生活を2万でフィーバーした、とある阿呆の日記。

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妻不在の4日間。束の間の独身生活。軍資金は2万円。さて、何をしてやろうか。

この記事は、激務に苦しみながらも自由と放埓を愛する30代変態エンジニアが、4日間の独身生活でどのようにフィーバーしたかを、放送できる範囲で包み隠さず書き下ろした、本格適当密着ドキュメントである。 

 

 はじまりは、一か月前。

「来月に大学の友達と一週間、オーストラリアに旅行に行くけどいいかな?」妻がそう言ってきた。

なんでも車の妻友達夫婦が営むディーラーが本部から表彰を受け、賞としてオーストラリア旅行をゲットしたらしい。でも妻友達の旦那さんが仕事で行けず、代わりに妻を誘ってくれたとのこと。

 

妻は留学も含めると、のべ1年半以上オーストラリアに行っている。なのにまたか。一方私は、南半球には一度も足を踏み入れたことがない。

畜生何だこの不平等は。妻は実にラッキーだ。ラッキーすぎる。本当にそんなことあるのか?本当に友達?まさか不倫!?

 

私だって、カンガルーやコアラ、イアンソープやケーヒルに会いたい。シドニーのオペラハウスが見たい。ゴールドコーストで芸能人ばりに豪遊したい。アボリジニとSNSで繋がりウルルでツーショットを決めてインスタに載せたい。

そんなささやかな夢も叶わず仕事に忙殺されるのか。アンラッキーだ。地獄だ。神も仏もない。

 

いや、そんなことはこの際どうでもいい。最も重要なことは、私に束の間の独身生活が訪れるということだ。


今回私に与えられた時間は、平日、火曜日から金曜日までの4日間。ブラックエンジニアなので仕事は休めない。(どうせなら土日も行っててくれればいいのに…)と恨めしげな目を妻に向け、「せっかくだから、土日もゆっくりしてきていいんだよ」と言ってみた。

しかし、旅行の準備でウキウキの妻は、私には目もくれず「寂しいと思うから、早く帰ってくるね♪」と一言。どうやら私の本当の気持ちは届いていないようだ。

 


誤解のないよう断っておくが、私は妻を愛している。休みの日は一緒にいることが多いし、飯も美味い。私のくだらない話の大半に興味を示してくれず華麗に聞き流すのが玉に瑕というか致命的不一致だが。

しかし、独身を謳歌するかつての戦友の合コン話や色恋沙汰を聴いていると、虚しくも楽しい、あの馬鹿な日々がよみがえり、懐かしく、彼らを羨ましくさえ思うのだ。

 

独身時代、私は信じて疑わなかった。結婚は人生の墓場だと。結婚した誰かもそう言っていた。全くその通りだ。周囲のプレッシャーなど気にすることはない。大切なのは今を楽しむことだ。

大体結婚してたらエライのか。子育てしてたらエライのか。多様な価値観や生き方が認められる時代になったんだ。

 

一方で、結婚し家庭を築いていく友人が、とても真っ当な大人に見えた。Facebookで結婚しました子供が生まれましたという残酷な幸せ報告を目にするたび、自分は置いて行かれているのではと焦り、凹み、素直に祝福できない自分の心の狭さを恥じた。

街中で同年代の幸せそうな家族連れを見るたび、妙にむしゃくしゃした。このままでいいんだろうか、いいはずがないよねという思いが、夜寝る前に脳裏をかすめ、涙とヨダレで枕を濡らしたことも多々あった。

しかしそれは大抵、合コンでの嬌声とともに、ビールで流され泡と消えてしまった。やっぱこのままでいいや、もっと遊びたいと。

 

そして紆余曲折の末に結婚して一年。得たものは多いが、失ったものもある。


かつてサカエの飢狼、ミナミの色魔と呼ばれた(自称)私は、牙を抜かれて飼い犬になってしまった。あの頃の鋭い牙とギラギラした眼光をなくすことは、男のプライドをなくすことと同義だ。男というのは、悲しいかなそのちっぽけなつまらないプライドなしには生きられない馬鹿で哀れな生き物だ。というか元々そんな立派な牙なんて持ってなかったけど。飢えてはいたけど、ヘタレだった。

何が言いたいのかというと、要するに、たまには羽目を外して遊びたいのだ。

 

話がそれました。ちなみに軍資金だが、食費などの名目で支給されたのは1万円。必死で交渉してボーナス分の小遣いを前借するという形で、合計2万円を勝ち取った。万が一の時には頼れる助っ人・楽天カードマンがいるが、なるべくなら最終手段として取っておきたい。

平日4日間。軍資金2万円。あとはこの中でどう戦うかだ。

 

せっかくなので、いつでもできるようなことはしたくない。法と倫理に触れない範囲で、普段できないこと、未体験のことをしよう。倫理については、変態である私の存在自体が倫理にあらず、言葉の意味が多少異なるが、不倫なので仕方ない。しかし、法だけは犯さないように。よし、肚は決まった。

 

そして。

1日目、火曜日。

妻がルンルンで羽田経由でシドニーへ旅立っていった火曜日。私の冒険もまた、旅立ちの時を迎えた。緊張と高揚感で胸が高鳴る。ああ、これが独身の味だった。久しぶりに味わうこの感触。チャリで通勤しながら、いつもは見上げない空を見上げた。空の青さが胸に染みた。風が心地よかった。 


しかし。

こんな時に限って、仕事が忙しい。予定外のトラブルばかり起こる

「どうしましょうzohさん…」「このデータ急ぎで頼むよzoh君…」「はやく図面だしてくださいよzohさん!」知らん、俺が聞きたいわ、頼みたいわ、出したいわ!この束の間の独身GWを無為に過ごしてしまったら、テメエらどうしてくれるんだ責任とってくれるのか??

と言いたいところだけど、そこはサラリーマン。はいわかりましたと、粛々と猛スピードで仕事を捌く。

ふと携帯をみると、無事シドニーに着いた妻からのLINE。

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 どうやらホテルから見える、あの有名なオペラハウスのようだ。

何はともあれ、無事着いたようでよかった。

 

結局深夜まで残業し、疲れ果てて家で一人コンビニ飯とハイボールを飲みながら、ダイナ四氏のストⅡ動画とガキの使いの「さようなら山崎邦正シリーズ」で爆笑しつつネットサーフィンをして就寝。

「いかん、こんなはずでは…!いつも通りじゃないか…!」

 

2日目、水曜日。

昨日同様、必死に仕事を捌く。そんなとき、また妻から写真が送られてきた。

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シドニーの美しい夜景だ。

一方、その時私は、現場で図面片手に機械と格闘していた。

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まるで私の心を投影するような、グレー一色。シドニーの美しい写真と同じ画素数とは到底思えず、私と妻の立場・心境の違いを、明確に示している。

「…このままでは、終われない…!!」

皮肉にも、この妻の写真が、私のやる気に火をつけた。チクショウ、身を削ってでも、遊んでやる!と。

 

仕事を終わらせ、会社の人間と無理やり飲みに向かう。「女の人もきますよ」と言われ、胸をときめかせながら店に向かうと、現れたのはなんと51歳のBBA女性。たしかに女性だよ。しかもいわゆる美魔女だ。でもな、世の中限度というものがあることを、覚えておいたほうがいい。

ちなみにBBA51、自称Gカップのデブ美魔女は、妙にボディータッチが激しかった。まさにありがた迷惑だ。いや、迷惑だ。私みたいなおっさんにもそうしてくれたことを、喜ぶべきなのだろうか。

帰路、理想には程遠い現実に、切なさがこみ上げる。こうして、私の2日目は終わった。

 

3日目、木曜日。

基本的に仕事に忙殺されるのは、2日目と変わらない。違うのは、妻から送られてきた写真。

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なにやらパーティーらしい。ずいぶんと楽しそうじゃないか。

よし、私も昨日の自分を超えてやる!というわけで、仕事を片付けた後難波に出る。今日は誰もいない家には帰りたくない。そこで、飲んで遊んで、遊んで飲んで。。。

そう、久しぶりの朝帰りだ。日差しが眩しい。朝5時半に食べる松屋の牛焼肉定食の味。ああ美味しくないけど懐かしい、これが独身の味だった。昔徹マン明けによく食べた味。そのまま出勤し、何も知らない上司から「おっ、今日は早いね!」と褒められる始末。

4日目、一番肝心な金曜日。

この時点で、軍資金は早くも半分以上消えていた。いかん、このままでは、ただ仕事してBBAにセクハラされて飲みまくっただけで終わりだ!最終日、絶対に、普段できない初体験なことをするのだ!!

そう誓った、寝不足でヘロヘロな、束の間独身の最終日。 

変態おじさんの、最後の夜の行方は、いかに…??(後半へ続く…!)

 

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