ページ コンテンツ

ぞうブロ

転職、エンジニアの叫び、マラソン、音楽を中心に。

お宮参り問題その後。息子に教えられたこと。

スポンサードリンク

お宮参りのやり方で、揉めてしまってから、はや一か月。

あの事件から初めて、嫁実家に行くことになった。

 

前の記事だ。 

www.elep-peace.com

前のことがあってから、私はモヤモヤイライラが止まらなかったので、

メールで結構きついことを書いた。

そのメールも、嫁両親は見た。

あれから、嫁母さんとは一度だけ電話で話した。

電話では一度、お互いに誤解があったことは確認できた。

でも、頭ではわかっても、まだピンと来なかったし、不安だった。

 

当日。どんな顔で行けばいいんだろう。何を話せばいいんだろう。

嫁や息子には会いたいが、気が重かった。

そんなモヤモヤのまま、車を岐阜まで走らせた。

普段より気分が沈んでいたので、ケツメイシのライブDVDを聴いて、気を紛らわせた。

 

夕方、嫁実家に到着。

私の顔は、おそらく強張っていただろう。

嫁両親は、いつも通り、笑顔で迎えてくれた。

いや、いつもより、どこか優しく、寂しげな笑顔に見えた。

私は一言、色々すみませんでしたと言った。

でも、それだけだった。

この前のことや、細かいことには、話は及ばなかった。

嫁父さんは気を遣って、いつも以上に話を振ってくれた。

 

いや、もはや話す必要はなかったのかもしれない。

電話で、お互い誤解が解けたのは、間違いではなかった。

それだけで十分だった。

私が到着するとすぐに、晩飯を出してくれた。

味噌煮込みうどんだった。懐かしい名古屋グルメだ。

愛知に来た頃は苦手だった、味噌煮込みうどん。

この日食べた味噌煮込みうどんは、今まで食べたどれよりも、美味しかった。

 

何より、一か月ぶりに会う息子は、デカくなっててビビった。

体重は産まれた時の倍くらいになってて、顔だちもはっきりしていた。

一か月でこんなに大きくなるんだな。

疲れやモヤモヤが吹き飛んだと同時に、

私は、嫁両親と嫁に、感謝と申し訳なさで、いっぱいになった。

 

息子を抱き上げると、私の方をじっと見つめてきた。

「誰だお前は。見ない顔だな」

その目は、こう言っていた。

「仕事の愚痴なんて、言ってる場合じゃないぞ。

お前には、俺のミルク代おむつ代を稼いでくる義務があるんだ。」

 

そして、デカい屁をこきながら、こう続けた。

「俺のお宮参りのやり方なんて、些末なことだ。

『子は鎹(かすがい)』というだろう。俺がカスガイになってやるから、

みんな、仲良くするんだぞ」

 

息子を嫁両親に見てもらい、久しぶりに嫁と外出した。

ドライブし、インドカレーを食べる、ちょっとのリフレッシュ。

帰ってきて息子を抱くと、息子がはじめて笑った。

「そうだ。やればできるじゃないか」

 

itunes.apple.com

 

帰り、嫁両親は笑顔で見送ってくれた。

私も笑顔で帰った。

結局、悪い方に考えすぎていたんだ。

何を私は、モヤモヤしていたんだろう。

 

帰りのドライブは、あっという間だった。

ケツメイシの「幸せをありがとう」が、涙腺に刺さった。

 

 

家について車の荷物を見てみると、お宮参りの紋付袴やその他諸々セットがあった。

あのとき自分が言ったことに、合わせてくれていた。

嫁母さんは、全て分かっていたのだ。

ありがとうございます。無理ばかり言ったのに、合わせてくれて。

過去のトラウマを乗り越え、また一歩、心の距離を近づけられた瞬間だった。

お宮参りは、4月になった。もう少し先だ。

できたら、嫁両親にも見てもらいたいが、今はそれは叶わないことだ。

でも、その代わりのことが、何かしらできるはずだ。

大事なのは形式ではない、気持ちなのだから。

 


息子と嫁が帰ってくるまで、一か月を切った。

速く帰ってきてほしいが、大変な大変な育児が始まる。

睡眠時間も自由時間もなくなり、私の序列は最下層へと転落するだろう。

「それがどうした。世の中のお父さんは、みんなやっているんだぞ」

そんな息子の声が、デカい屁と一緒に、聞こえてくる気がした。

 

スポンサードリンク