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ぞうブロ

サラリーマンエンジニア象の、本格エッセイという名の妄想寝言ブログ。

緊急事態宣言翌日、サラリーマンのリアル。

4月7日、緊急事態宣言が発令された。ここ大阪も。5月6日まで、とにかく家にいて。生活に関わる以外の不要不急の外出は控えて。

 

しかし、私の勤め先のメーカーでは、本社こそテレワークだが、工場勤務の私たちには関係なかった。淡い期待を持ち、会社の通達を見てみたら、書いてあったのは「操業を継続する」の文言のみ。

 

テレワークはおろか、時差出勤すら認められず、今日も元気に満員電車、満員バスに揺られて職場に向かう。「7割から8割、人との接触を減らしなさい」そんな安倍首相の声はいずこへ。

 

満員バスでは、どこかの新入社員っぽい若者たちが、マスクをつけずに盛り上がっている。卒業旅行どこ行った、俺南米、俺ヨーロッパ。若いって素晴らしいね棒。テドロス氏並のその強靭なメンタルが欲しい。

 

工場で時差出勤が認められないのは、製造スタッフだけでなく、我々設計開発部隊も一蓮托生。社風とかDNAとかの言葉では済まされない、謎の一体感。意味不明な伝統。

 

ただ一つ違う点があるとすれば、減産のため製造スタッフは残業規制があるが、私たちは残業休出パケ放題ということ。

 

医療現場や教育機関、介護や保育など、最前線で休めず頑張ってる人たち。旅行業や飲食業、夜のお姉様など、仕事や収入が激減してる人たち。

彼ら彼女らのことを思うと、文句は言えない。いつも通り仕事があり、給料が支払われるって素晴らしい。感謝しないといけない。

 

だけど、最前線で戦う人たちの負荷を減らすため、コロナウイルスとの戦いに勝つため、俺たちにも微力ながら、できることはあるんじゃないのか。例えば時差出勤とか。

 

そんな思いは、今日も変わらず繰り返される朝礼にかき消される。数十人が密集し、3密が具現化された空間に、スピーカーから流れる、嚙み噛みの音声。

 

「新型コロナウイルスには絶対かからないぞという、強い気持ちを持ち、手洗いうがいをしましょう。咳エチケットを遵守し、健康に気をつけ、睡眠をしっかり取りましょう」

もはや聞き飽きた定型文。

 

「弊社では、一人で抱え込まなければならない業務はない。こんなときこそ、ワンチームで頑張りましょう」

他部門で責任をなすりつけあった挙句、今にも爆発寸前のヤバい仕事を押し付けられてる私は、思わず笑ってしまう。

 

すると、朝礼の放送は続けた。

「こんなときこそ、笑いが大切です。笑いは免疫力を高めます。」

なるほど、こりゃ一本取られたわ。朝から笑いをありがとう。

 

締めはいつもの絶叫。マスクをしてない幹部が、唾を飛ばしながら叫ぶ。

「この部からは一人たりともコロナを出さないという強い気持ちを持って、業務遂行しましょう!」

「ゼロ災でいこう、ヨシ!」

この朝礼自体が災害だと感じてる人が、他にもいてくれると嬉しい。せめて放送がおじさんじゃなく、可愛い女性の声ならね。

 

そして今日も、仕事が山積みだ。それらをこなしながら、ふと思う。

緊急事態の今、どこの誰が何に使うのかわからないようなドデカい農業機械なんて、はたして作ってる場合なんだろうか。今こそ、マスクや人工呼吸器を、作るべきじゃないか。今この仕事は、本当に必要緊急なんだろうかと。

 

否。それはその道のプロにお任せしよう。自分たちはできることで稼ぐしかない。そもそもマスクや人工呼吸器を作る技術も生産設備もない。私がいつものノリで図面を書けば、甲冑みたいな鉄板マスクが出来上がるだけだ。

 

世界は誰かの仕事でできている。私が作るトラクターも、部品や資料も、世界の誰かが、1日でも早く欲しいと、待ってくれている。今はその人たちに届けるべく、いつも通りするしかないんだ。

そうすることで売り上げを稼ぎ、給料をもらい、家族を養わないといけないんだ。寝言を言ってる場合じゃないぞ。

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※写真は参考です。競合他社品です。

 

そうですよね、いつも昼寝してる部下の爺さん。そういやコロナ対策の席分散化で、爺さんとは離れ離れになりました。寂しいと言えば嘘になる。ハングアウトはおろか、サボりにますます磨きがかかり、ついには今週から来ていない。大丈夫かな。分からないけど確実なのは、ジジイに振るはずだった仕事も、私がしないといけなくなったことだ。

 

そんな緊急事態なのは分かってるけど、娯楽がなくなったのは辛い。スポーツ観戦、フットサル、野球、居酒屋での一杯、カラオケ、麻雀。残された娯楽はドラクエウォークと星ドラだけ。でも仕方ない。みんな我慢して、頑張ってるんだもんな。

 

そんな中、耳に届いた衝撃の噂。どこぞの部署の幹部連中が、毎年恒例のゴルフコンペに行ったらしい。そこの同僚は、なんで今年は来ないの?と聞かれる始末。

 

時間差ランチ、席移動、不要不急の出張禁止。やむなく出張する場合は、外食禁止。

 

そこまでやってる中でのゴルフコンペ。3密じゃないとはいえ、呆れて言葉もない。危機感のない脳内コロナ畑のテドロスどもは、コロナに罹患して工場を止め、社長や知事、家族や親戚、メディアやTwitterに、罵倒されればいい。

 

工場内でコロナに一人罹患すれば、そのフロアは操業停止。二人なら、工場全体が操業停止。以前、そんな通達がなされたが、後日訂正が。

 

「二人コロナがでたら工場を止めると言ったけど、二人ってのは感染者が続々と出てくる状況を想定した、あくまで例え話なので、二人でても直ちに工場を止めるわけではありません。」

日本語って難しいですね。誰か翻訳して下さい。

 

そして緊急事態宣言が発令された今日も、工場は止まらない。仕事も止まらない。朝礼から何から、何一つ変わらない。

コロナが出ようが従業員が死のうが、工場は止めませんよと、はっきり言ってくれればいいのに。

 

いいよ分かったよもう。文句を言ったり淡い期待をするのは、もうやめだ。

今は、大袈裟でなく、新型コロナウイルスと人類との戦争。戦時中だ仕方ない。ここが正念場だ。遅ればせながらも、周到に根回し準備して対策を発表してくれた国や自治体。そして何も変えず、普段通りの日常を守ってくれる会社。

 

それに対して、セコい批判や揚げ足取りをしてる暇はない。国も会社も、親じゃない。文句は言うけど金はくれなんて、最悪にカッコ悪い。

今の環境で自分にできることを、冷静に全力で行おう。そして自分の身、家族や大切な人の身を守ろう。

 

国からは子供手当の1万円とマスク2枚を頂けるそうだし、会社からも今のところ給与カットの話はない。あれも欲しいこれも欲しいと駄々をこねるのではなく、頂けるものに素直に感謝しよう。マスクもお金も、もっと困ってる沢山の人たちに、あげてほしいけど。

 

私はようやく気がついた。緊急事態宣言とか関係なかった。ずっと前から、公私共に、緊急事態みたいなものが続いていた。今更、何も変わらないのだと。

 

時差出勤もない中、同じように満員電車に乗ってる、死んだ目のサラリーマン達。マスクの奥に漂う哀愁。きっとみんな、どこかの誰かのために、今日も変わらず、頑張っているのだ。不思議と彼らが戦友に思えてくる。

 

色々大変だけど、ワンチームの精神で、一緒に頑張りましょう!思わずそう声をかけ、誰かれ構わず手を握り、ハグしたくなる。気分が明るくなり、一人思わず笑いがこみ上げてくる。フヒヒ、フヒヒヒヒ。完全にヤバいやつや。コロナの前に何かしらの犯罪者になりそう。でも大丈夫。笑いは免疫力を高めるらしいからね。知らんけどね。。。

 

緊急事態宣言翌日、ここまで書いたばかりの私は、この直後、とんでもない激変が待っていることを、知るよしもなかった。(多分続く)

 

追悼、志村けんさん

昭和の喜劇王が、あまりにも突然に、逝ってしまった。

老若男女問わず、日本で知らない人はいなかったであろう、唯一無二のコメディアン。

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何だろう、この喪失感は。テレビでしか見ていない芸能人なのに、まるで子供の頃可愛がってくれた陽気な親戚のおじさんが、亡くなってしまった感じ。

 

有名人が亡くなってこんなに悲しいのは、初めてかもしれない。

一方で、まだ信じられない。いつも見ていたコントの延長なんじゃないのかと。

そして、カトちゃんも言ってたが、コロナが憎い。

 

私は、カトちゃんケンちゃん、だいじょうぶだぁ、そしてバカ殿の世代。

子供の頃から、家族みんなで、山ほど笑わせてもらった。

小学生の頃、給食の時間、「志村けん」は魔のワードだった。名前を言われるだけで、面白すぎて牛乳を吹き出してしまうから。紛れもなく、「志村けん」は子供たちのスーパーヒーローだった。

 

大人になり、志村けんさんは憧れの存在だった。エッチで陽気なおじさん。お金も名声もあり、めちゃくちゃモテるだろうに、女絡みで悪い噂を一切聞かない。遊びの達人。

俺もあんな大人になりたいな。男なら、一度はそう思ったはずです。

 

変に知識人ぶったり、偉そうにしたりせず、ずっと現役コメディアンを貫き通した。

人を蔑んだりせず、自分自身が道化の中心となり、嫌味なく大笑いを取れる。

 

時には結構なオゲレツネタをやってても、世代性別問わずこれだけ愛されたのは、そんな優しく真面目な志村けんさんの人柄が滲み出ていたからだと思います。

 

今回改めて、ドリフターズや全員集合含めて、懐かしい映像を、たくさん見ました。

何十年も前のコントだけど、今見ても本当に面白い。

悲しいし、切ないけど、優しく笑わせてくれる。ドリフターズ、志村けんさんは、本当に偉大だなと、痛感させられました。

 

ありがとう、志村けんさん。

長さんと再会し、天国を笑いで溢れさせてください。安らかに。

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コロナウイルスにも仕事にも負けないためにすべきこと。

新型コロナウイルスが、世界中で猛威を振るっている。

株価は大暴落。学校は一斉休校。マスクはもちろん、トイレットペーパー、子供のオムツ、はては米までが、一時店頭から消えた。戦争でも始まるのかといいたくなるような、パニック騒動。

欧州サッカー、センバツ甲子園、プロ野球、はてはオリンピックまで、数えきれない楽しみたちが、中止や延期に追い込まれた。自粛ムードが続き、おちおち外出もできず、気持ちも沈んでくる。 

 

まさに、未曽有の緊急事態。

コロナなんかに負けるか!とばかりに、当時危険地帯と思われていた難波のバーで、コロナビールを笑顔で飲んでいた騒動当初が、早くも懐かしい。

しかし、日常は続いていく。

 

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コロナウイルスのチキンレース。せめて社内第一号にはなりたくない。

コロナウイルスが全国で猛威を振るっている。大阪でサラリーマンをしてる私にとっても他人事ではない。北は難波、南は関空、どちらもおびただしい数の中国人が押し寄せるホットスポット。職場はちょうど、その中間地点にある。大阪から、和歌山から、危険極まりない満員電車に揺られ、出勤せざるを得ない社畜たち。製造業の私たちは、電通のように、在宅勤務に切り替えられるはずもない。コンサートやスポーツイベントは中止になるけど、会社と満員電車は休みにならない。 

 

現時点で、和歌山県では13名、大阪府では1名がコロナウイルスに感染してるそうだけど、その数字を信じている者は、私の周りには一人もいない。もはや、いつ誰がなってもおかしくない。というか、既に何名か感染しているかもしれない。

 

そしてついに、コロナウイルスの毒牙は、私のすぐ近くまで伸びてきた。

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仕事終わりにコロナビール!夕陽を見ながらBBQを楽しむ無料イベント「CATCH THE SUNSET」が開催 | とよすと

 ※せめて画像くらいは、楽しい方のコロナを上げときます。

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39歳サラリーマンの「雨にも負けず」。仕事編・家庭編・ブログ編

宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」。

発表から86年がたった現代でも、その美しくも儚い言葉は、40間近のしがないサラリーマンの魂を、ストレートに容赦なく揺さぶります。

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宮沢賢治『雨ニモマケズ』に込められた意味とは?感想&あらすじを解説! | あゆレビ -are you review?-

個人的現代版「雨にも負けず」。

39歳おっさんのリアルを、ここに記しておこうと思います。

  • 仕事編
  • 家庭編
  • ブログ編
  • オリジナル。おわりに。

 

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エンジニアのバレンタインは、壊れた上司と人間耐久試験マンに囲まれ、サボり爺さんの尻拭い。

今日は花金。しかもバレンタイン。

幸せそうなカップル。眩しすぎるリア充。チョコを貰えず咽び泣く中学生。悲喜こもごものドラマが全国で展開される日。家では家族が待っている、さあ俺も今日は早めに上がろうか。

 

そう思い始めた定時後、上司がこれ見よがしに呟き始めた。

「あれ?こんなんあったっけ?爺さんに言ったと思ったけど…」

 

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このままじゃだめだと思いつつも、やりたいことが見つからない人へ。

今やっていることが辛い。仕事、勉強、家事育児。

辛くしんどく、単調な毎日。

このままじゃダメなのは、分かっている。

けど、何から始めればいいのか分からない。やりたいことすら、ない。

昔は色々、やりたいことがあったはずだ。

でも今は、分からなくなってしまった。

嫌なことを我慢し、仕方なくやり続けているうちに、

好きなこと、やりたいことを、どこかに置き忘れてしまった。

 

そんな私が、最近、何気なく立ち寄った本屋で、出会った本。

「やりたいことなんて、なくていい」。(伊藤羊一 著)


 

 

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妊娠育児中の不倫問題を男女の違いから考えてみた。

東出さんと唐田さんの不倫騒動。刺激のないサラリーマン5人(全員既婚♂)のランチタイムには避けられない、久々のゲスい話題。

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東出昌大の不倫相手は唐田えりか?寝ても覚めても「一緒に」交際3年 |

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自分の好きなことを、自分のために書けばいい。はてなブログで200記事書いて気づいたこと。

このクソブログ「ぞうブロ」も、気づけば200記事を超えていました。

3年ちょいで200記事。

更新速度や内容はともかく、200記事も書けば、どんなボンクラでも、何か気づいたことがあるだろう。

そう思い、一杯飲みながら、ゆるく考えてみました。

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成人の日、おっさんが馬券を買いつつ新成人に贈る言葉。

三連休最終日。嫁さん子供を義実家に預け、束の間の自由時間。

時間さえあれば何でもできると言いながら、いざ時間ができると、何をすれば良いか分からない。悩んだ末、何をとち狂ったか40間際にして競馬に初挑戦しようと思い立ち、昼前、颯爽と馬券売り場に向かう。

 

途中、駅で見かける、艶やかな振袖姿のお姉さん。スーツをビシッと決めた若者。白と金の袴を纏った金髪の兄ちゃん。そういや今日は、成人の日か。

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振袖:有村架純モデル | Japanese outfits, Japanese kimono, Arimura kasumi

 

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持つべきものは、酒と友。それに長澤まさみ。

元旦の身内のいざこざに加え、仕事のストレス、しなくてもいい将来の余計な心配などで、ずっと胃痛と頭痛が取れなかった。

そんな中、今日は飲み友ディマリアとの、今年初めての恒例歩き飲み。

仕事をさっさと終わらせ、18時半過ぎから歩き始める。まずは最寄りのファミマでグリーンダヨを調達。人目を避けるように、一本奥に入った道で、静かに乾杯。

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心に響く逃亡者カルロスゴーンの名言を10個挙げてみた。

正月。実家に帰って、昔買った本を整理してたら、面白いものを見つけました。

「プロ論」のトップを飾る、このお方の名言。

 

危機的状況のときこそ、人は最も成長します。

そして、その人の本質が見えるものなんです。

-カルロス・ゴーン-

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イヤイヤ期の2歳の息子が優しく励ましてくれました。

早いもので、息子も2歳になった。

まだ喋りこそしないものの、とにかく元気。活発すぎるので水泳と体操をさせているけど、それでも飽き足らず、寝落ちする寸前まで、家じゅうを走り回っている。彼の頭の中は、チョコアイスとしまじろう、それにアンパンマンでいっぱいだ。

本当に大変だけど、癒される。

だけどこの前、一度、叱ってしまった。

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2020年、明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

はてなブログproも4年目に突入しました。ご愛顧頂いている皆さん、本当にありがとう。年頭なので、今年の抱負を述べたいと思います。

  • もう少し楽に、もう少し頻度を上げて、記事を書く。
  • サブブログを立ち上げて、負の感情を切り離す。
  • おわりに。

 

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