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ぞうブロ

サラリーマンエンジニア象の、本格エッセイという名の妄想寝言ブログ。

39歳サラリーマンの「雨にも負けず」。仕事編・家庭編・ブログ編

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宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」。

発表から86年がたった現代でも、その美しくも儚い言葉は、40間近のしがないサラリーマンの魂を、ストレートに容赦なく揺さぶります。

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宮沢賢治『雨ニモマケズ』に込められた意味とは?感想&あらすじを解説! | あゆレビ -are you review?-

個人的現代版「雨にも負けず」。

39歳おっさんのリアルを、ここに記しておこうと思います。

 

 

仕事編

雨にもまけず 風にもまけず

残業にも休日出勤にもまけぬ

丈夫なからだをもち

手当はなく

決して怒らず

いつもしずかにわらっている


一日に図面四枚と

少しのデータと多くの手戻りを出し

あらゆることを

自分しかかんじょうに入れられずに

よく見聞きしても分からず

そしてわすれる

 

大阪の古びた工場の

窓も昼夜も季節もない設計事務所にいて

東にさぼり爺さんあれば

行ってその仕事を負わされ

西に死にそうな上司あれば

行って爺さんに仕事をキチンを振れと丸投げされ

南にDQNの評価部隊あれば

行ってお前の部品なんて組みたくないとサンドバッグにされ

北にリコールやクレームがあれば

行って品質保証部にサンドバッグにされ

 

量産立ち合いのときはなみだをながし

幹部報告のあさはオロオロあるき

みんなに不具合製造機とよばれ

ほめられもせず

くにもされず

そういうものに

わたしはなりたい

 

家庭編

雨にもまけず 風にもまけず

暴れる息子にも愚痴る嫁にもまけぬ

丈夫なからだをもち

小遣いはなく

決して怒らず

いつもしずかにわらっている

 

一日に白米四合と

揚げ物と多くのお菓子をたべ

あらゆる住宅ローンを

自分だけをかんじょうに入れて

家にいくらお金があるかわからず

結婚記念日をわすれる

 

大阪の閑静な住宅街の

小さなマイホームにいて

東に絵を描いてくれと言う息子あれば

行ってアンパンマンを書き

西につかれた嫁あれば

行って今日は外でゆっくりしてきなよと言い

南に金欠で死にそうなディマリアあれば

行って公園でコンビニビール飲みしましょうと言い

実家でけんかやそしょうがあれば

つまらないからやめろといいつつ巻き込まれ

 

息子の夜泣きのときはなみだをながし

終電を逃した夜はオロオロあるき

みんなに甲斐性無しとよばれ

ほめられもせず

くにもされず

そういうものに

わたしはなりたい

 

ブログ編

雨にもまけず 風にもまけず

Googleのアップデートにもアンチコメントにもまけぬ

丈夫なこころをもち

収益はなく

決して怒らず

いつもしずかにわらっている

 

一ヶ月にクソ記事四つと

多くのクソツイートと少しの広告収入を出し

あらゆることを

SEOをかんじょうに入れずに

よく下書きしアイキャッチ画像を選び

そして更新できない

 

新築一戸建てマイホームの

物置代わりにされた2階の小部屋にいて

東に今週のはてなブログランキングあれば

行って俺の記事の方が面白いのにと言い

西にバズっている面白いブログあれば

行って便乗してやろうと言い

南に収益〇〇!PV〇〇!と謳うブログあれば

行って絶対クリックするまいと言い

北に自分のブログに言及してくれたツイートあれば

つまらないからやめろといいつつ嬉しくていいねを押し

 

はてブの付かないときはなみだをながし

書けないときはオロオロあるき

みんなに稼げないのに副業ぶるな単なる趣味でしょといわれ

ほめられもせず

くにもされず

そういうものに

わたしはなりたい

 

オリジナル。おわりに。

 

汎用性が高すぎますね。さすがは名文。

ちなみに、オリジナルはこちら。

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新説!《雨ニモマケズ》は登山装備メモだったかもしれない!?【サライ6月号「宮沢賢治」特集より】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト

雨にもまけず

風にもまけず

雪にも夏の暑さにもまけぬ

丈夫なからだをもち

欲はなく

決して怒らず

いつもしずかにわらっている

 

一日に玄米四合と

味噌と少しの野菜をたべ

あらゆることを

じぶんをかんじょうに入れずに

よくみききしわかり

そしてわすれず

 

野原の松の林の蔭の

小さな萓ぶきの小屋にいて

東に病気のこどもあれば

行って看病してやり

西につかれた母あれば

行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば

行ってこわがらなくてもいいといい

北にけんかやそしょうがあれば

つまらないからやめろといい

 

ひでりのときはなみだをながし

さむさのなつはオロオロあるき

みんなにデクノボーとよばれ

ほめられもせず

くにもされず

そういうものに

わたしはなりたい

「雨にもまけず」詩碑

 

不具合製造機、甲斐性なし、副業ぶるな、そしてデクノボー。

何を言われても、決して怒らず、いつもしずかにわらっている。

そういうものに、わたしはなりたい。

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