ページ コンテンツ

ぞうブロ~ぞうべいのたわごと

迷いながらも前に進む、不惑のサラリーマンのブログ

クリスマスとイブ、どっちが大事?トラウマを振り返り考えた結果。

スポンサードリンク

そういや今日はクリスマスイブだ。

クリスマスイブとクリスマス、結局どちらが偉いんだろう。そんなクソみたいなことを考え、満員電車に揺られながら、私は自分の半生を振り返っていた。

(※以降3000文字弱、駄文が続きます)

 

小学生の頃まで、一番楽しみだったのは、イブではなく、クリスマスだった。

朝起きると枕元にプレゼントが置いてある。無骨で厳格で真言宗の我が家では、そんなイベントは一切なかった。けど、五千円くらいのおもちゃを1つ買ってもらえる。大好きなチョコレートケーキも買ってくれる。それが嬉しくて仕方なかった。友達とのクリスマス会のプレゼント交換も楽しかった。

サンタさんに対し、また子供騙しか、中のおじさんご苦労さんだね、そんな冷めた目で見ていたのは、冒頭の我が家の習慣と、私のひねくれた性格のせいだった。

 

しかし、中学生くらいから、風向きが変わる。クリスマスよりも、クリスマスイブがビッグイベントになり始める。可愛い彼女とクリスマスプレゼントを交換して一緒に帰るサッカー部のイケメンが、この世で一番偉くなる。それ以外は負け犬。無論柔道部でフツメンの私も。目に見えない、越えられない壁ができた。

中三の秋、彼女ができた。シャイでウブな私は全然話せず、交際は間も無く形骸化。でも彼女もシャイだから、クリスマスイブにはなにかあるかもね。そんな一縷の望みをかけて迎えたクリスマスイブ、彼女からは当然、プレゼントも何もなかった。私の臭い下駄箱、汚い机の中。そんなところにいるはずもないのにby山崎まさよし。脳内お花畑だった私は、ようやく終わりを理解した。

 

絶対にモテてやる。彼女とイブを過ごしてやる。クリスマスに家族で淡々とケーキを食った後、部屋で一人涙を拭いながら、そう心に誓った。

 

高校になり、私にもささやかなモテ期がやってきた。とはいえ、本当に好きな人には好きになってもらえない、中途半端なモテ期。そろそろクリスマスか。彼女が欲しいな。世間体もあるし。そんなふざけた理由で、まあまあ好きな女の子と一瞬交際した。

待ちに待ったプレゼント交換。何を渡せばいいのかわからなかった私。サプライズが喜ばれるらしいぞ。オルゴールなんかいいんじゃないか。同じ柔道部のいけてない友達にアドバイスをもらった私は、お洒落な雑貨屋で藤井フミヤのAnother Orionのオルゴールを買い、気持ち悪い直筆手紙を付けて、サプライズで渡した。彼女は一瞬凍りつき、大日如来のように微笑んでくれた。そしてほどなく振られた。

サプライズが許されるのは、イケメンのみ。サプライズで女の子が感涙してくれるというのは、幻想。妄想。思い込み。勘違い。夢物語。

大恥をかいた私は、そんな忘れ難い教訓を得た。当時の馬鹿童貞の自分と、妄想を吹き込み非モテ界からの脱出を許さなかった友人。二人まとめてオルゴールで5000発ほど殴ってやりたい、そう思う。

 

大学生になり、クリスマスイブはついに恐怖のイベントと変貌した。彼女ができたのは嬉しかったが、プレゼントの価格が一気にインフレーションしたのだ。

12月になると、彼女は私を百貨店に連れて行く。眩いジュエリー、お洒落な服、目眩がする値札。見たこともないブランド。

4℃?水の密度が最大になる温度?

組曲?X JAPANの名曲Art of Life?

サマンサタバサ?タバサはDQ5の娘?サマンサ、、サマンサって誰やねん!

クラクラする私に、彼女は笑顔で言う。ほしいねん。友達の誰それに、彼氏にどこそこのネックレスを貰ったって自慢されたよ。羨ましいなぁチラッ。

ここで私があの時みたいにオルゴールなんて渡そうもんなら、瞬時に鈍器(オルゴール)で撲殺されるだろう。分かったよ俺も男だ。買ってあげるさ。無邪気に喜んでくれる(ように見える)彼女を見ながら、私はそれでも嬉しかった。

強いて言うと、お返しは要らないから、来年もう少しディスカウントしてもらえたら。またバイトしないとな。神戸ルミナリエを歩きながら、早くも来年が憂鬱になる。綺麗なイルミネーションさえ忌々しい。そんな贅沢な悩みを抱いていた。

 

社会人になると、イブイブなる紛い物まで登場。しかしイブの絶対的権威は、ますます揺るがなくなる。

今年は本命の○○ちゃんとはイブ。対抗の△△ちゃんはクリスマス。そして遊びの××ちゃんはイブイブ。男女お互いに、そんな序列が自然に出来上がる。

社会人になり恐ろしいのは、プレゼントの値段がインフレーションすることではない。サンタのコスプレをした夜のお姉様に会いに行くお金が足りないことでもない。

付き合いが長いカップルにとって、イブはプロポーズを暗に迫られる場へと変貌を遂げるのだ。たっかいレストランを予約し、たっかいプレゼントを持参して、あれほど忌み嫌ったサプライズで花束を用意し、遊びも終わりですと自由を封印するだけでなく、貴方を一生養いますとお金まで差し出す、まさに鍋とネギをしょった鴨。

しかし男たちは、嬉々としてその儀式を行い、自ら鴨鍋に調理される。彼女が喜ぶ姿を見たい一心で。結婚がどんなものかも知らずにだ。

 

数え切れないほどの傷と痛みを心に刻んできたクリスマスイブ狂騒曲は、結婚とともに、一旦終焉を迎える。

 

そして現在。

5000万円以上の借金を抱えて家族にプレゼントしたマイホームで、クリスマスパーティーを開くことになった。イブではなく正真正銘クリスマスに。一人当たり2000万かかるといわれる子供二人のため、仕事終わりの私はプレゼントを買いにいく。

小学生までサンタさんを信じていたというアh、いや純粋な嫁さんたっての希望で、クリスマスの朝枕元にプレゼントを置くことに。

本屋、イオン、家電量販店、どこに行っても子供のものばかり見てしまう。何を買えば子供は喜んでくれるかな。子供だったあの頃を思い出し、ワクワクする。

たかだか数万のプレゼントで騒いでた昔が懐かしい。自分の物欲など、完全に消え失せた。これもこれまでクリスマスイブで厳しい鍛錬を積んできた成果なのか。嫁さんにはまだ物欲が大いに残っているようだ。精進が足りないのか、それとも女とはそういう生き物だからなのか。

 

今の私にとって、クリスマス(イブ)の唯一のお楽しみ。それはナイスバディのお姉様たちがSNSで載せてくれる、サンタコスプレのお色気ショット。ありがたやありがたや。トイレでこっそり女神達を拝み、心から感謝するのだ。

 

今日は、クリスマスイブ。

クリスマスは、子供たちの聖なる夜。クリスマスイブは、恋人たちの性なる夜。

そういうことなんだと改めて痛感した40の冬。

 

そう考えると、マライアキャリーの名曲「恋人たちのクリスマス」って、とても欲張りですよね。両方得ようなんて、二兎を追う者はなんとか、ただしイケメンと金持ちは除く。マライアもこの曲も大好きです。

f:id:elep-peace:20201224084552j:image

https://www.hmv.co.jp/news/article/1910021012/

 

んなこたない。全人類にとって、イブもクリスマスも、両方とも素晴らしい。

しかしクリスマスの自虐ネタを振り返ると、ほんとに言葉が尽きないな。ここまで読んで下さり本当にありがとうございます。

プレゼントも何も要らない。家族の健康と幸せがあれば、それでいい。少し贅沢をいうと、一人の時間が欲しい。あとコスプレのお姉sなんでもありません。メリークリスマス。