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ぞうブロ

サラリーマンエンジニア象の、本格エッセイという名の妄想寝言。

家庭菜園。それは実益を兼ね、田畑の後継ぎ問題を解決する、究極の趣味。

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仕事帰りの小さな楽しみ、本屋で立ち読み。

ネットもいいが、たまには本屋もいい。何より私は本の匂いが大好きだ。新しい教科書が配られると真っ先に本を開いて顔をうずめ、匂いを嗅ぎ、絶対に変態だと思われていた、学生時代の思い出。

 

それはさておき、今日のテーマは、新しい趣味探し

いつものメンバーと、いつもの飲み。話題は、仕事、ニュース、女。

もう飽きた。大人の男にふさわしい、何か、新しいことを始めたい。

 

 

家庭菜園。それは実益を兼ねた究極の趣味。

とはいえ、子供ができ、家を買い、両肩にローンと責任がズシリとのしかかる、39歳中年男性。

激しい運動(フットサル、格闘技)。金のかかる趣味(車、ゴルフ)。それにリスキーな遊び(合コン、ハプニングバー)。それらには、もはや手を出せない。

 

せっかくだから、趣味と実益を兼ねたものがいいな。本来、ブログがそれにあたるはずだったんだけど。

さらに、家族、特に嫁さんの機嫌を損ねない健全な趣味なら、言う事なしだ。

 

そんな完璧な趣味、果たしてあるんだろうか?

私は今日、ついに見つけた。

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家庭菜園。私に、ぴったりだ。

サラリーマン兼業農家の跡取り息子。子供時代の遊び場は田んぼ。

大学時代の専攻は有機合成化学(院中退)。自動車部品メーカーでは本場のTPS(Toyota Production System)に触れ、現在は農業機械メーカーでトラクターの設計、市場問題対応に従事。

それに、年を取るにつれ、アルコールと脂肪まみれになった身体は、今まで以上に野菜を欲している。

こんな私にとって、 まさに、実益を兼ねた、最強の趣味だ。

 もう一つの大きな理由。実家の田畑をどうするか問題。

それにもう一つ、大きな理由があった。私には、ずっと頭を悩ませていることがある。実家の田畑の後継ぎ問題だ。

和歌山の片田舎にある、7反(7000m2)の田んぼ、柿畑、ミカン山。家庭菜園としてはあまりに広く、専業農家としてはあまりに狭い。

 

今は、サラリーマンをリタイアし、晴れて専業農家となった親父が、悠々自適に農作業をしている。

しかし将来、この土地はどうなるんだろう。

少なくとも江戸時代から、ご先祖様が必死で守ってきた土地だ。金に目がくらんで売れば、きっと総出で化けて出られる。もっとも田舎の農地など二束三文だけど。

 

かといって、親父やオカンみたいなハードワークは、とてもできない。兼業農家時代は、平日は仕事家事育児。土日やはほぼ全て百姓仕事。忙しさのあまり、夫婦喧嘩が絶えなかった。

 

そんなしんどい思いばかりして、多くを犠牲にしてまで、この土地を守らないといけないのだろうか。一体何のために。

当時の私には、いやつい最近でも、田畑を継ぐことは、単なる罰ゲームとしか思えなかった。将来自分が同じ思いをするのか。そして俺の子供は。

考えるだけで憂鬱で、頭が痛くなった。

親父のようには、絶対にならないと誓っていた。

 

大人になり、家庭を持った私は、当時の親の苦労が、より分かるようになった気がする。親は将来、どう考えてるんだろう。

 

俺に同じ思いをさせるつもりなのか。何も言わない。

ただ、私が農作業を手伝うときの親父は、いつになく雄弁で嬉しそうだ。

それに、部長らしかったサラリーマン時代より、今の百姓の方が、歳をとってるのに顔色も良く、生き生きしている。

 

少し前、盆に家族でBBQをしてたとき、普段無口な親父が、ぽつりと言った。

お前は好きに生きろ。面倒な問題は、俺らが片付けた。

そう言われると、逆に気になってしまう私の性格まで、親父は見抜いていたのだろうか。

 

ある日は、酒を飲みながら、熱く語った。

お前は農機メーカーに勤めてるんだろ。大農家に新しくて高価な機械を売るのも大事だろうが、今の日本には、俺らみたいなサラリーマン農家がたくさんいる。そしてみんな、高齢化し、疲弊してる。

このままでは、この国の農業はダメになる。国や市は動かない。だからお前ら農機メーカーが、集落営農などをリードしないといけない。

お前らの力で、サラリーマン農家を助けてやってくれ。

 

その言葉は、私にグサッと刺さった。

農家の助けになる機械を作ってるつもりだったけど、肝心の足元の問題に対しては、何もできていなかったからだ。

 

正直に言うと、今のトラクターの設計の仕事に、疲れてるのもあった。

パソコンや図面、機械ばかり触っていて、紙や油の匂いより、そろそろ土や草の匂いが、恋しくなっていた。匂いフェチですからね。

 

なんとかしたい。今の自分に、何かできることは、無いのだろうか。これこそ、自分のテーマなんじゃないのか。久々にゾクゾクした。

顔がカーッてなった。忘れていた、久々の感触だった。

 

そのためには、まず、農業のことを、もっと知らないといけない。

米や柿を作る農家の跡取り息子のくせに、自分では米や柿を作れない。

小難しい化学を勉強したくせに、肥料や作物のことは、何も知らない。

トラクターを作ってるくせに、実際にトラクターで農作業したことはない。

だから、農業、いや百姓を知る第一歩として、家庭菜園を始めよう。

 

それに、どうせ仕事をするのなら、使命感ややりがい、大きな志を持ってやりたい。

そして、困っている人たちを助けたい。

ついでにモテたい。

そう思ったのです。

 

将来のことは分からない。今いきなり、全てを継ぎ、背負う勇気はまだない。

だけど、私は来年40歳。親父はもうすぐ70歳になる。まず、自分にできる小さなことから、始めたいと思うのです。 

おわりに。将来の目標をリアルに語ります。

ちょっと、堅苦しい話になってしまいました。

とにかく、家庭菜園から、夢の一歩は、始まるのです。

 

家庭菜園を極め、野菜、米、果樹、あらゆる作物を作れるようになる。

庭先のプランターでは飽き足らず、広大な畑と照り付ける陽の光を求め、実家の7反の田畑で、「エレファントファーム」を開始。

その様子は、日々ブログにUP。 この妄想駄文日記ブログ「ぞうブロ」は、次世代アグリトレンド特化型ブログ「農ブロ」へと変貌を遂げる。

晴耕雨読百姓ブロガーとして、私は一躍トップブロガーの仲間入りを果たすのだ。

人気面だけではない。グーグルアドセンスと農機具アフィリエイトで、「農ブロ」は瞬く間に、凄まじい収益を叩き出す。

その資金を元に、自分で設計したトラクターを購入し、爆音で農道を爆走。

有機合成の知見を駆使して品種改良を進め、作物をブランド化。

TPSのノウハウを生かし、農作業の効率化、収穫量の最大化を達成。

バラバラだと思っていた私の経歴は、全て繋がっていたのだ。

 

そうして生み出された、数々の作物。象米、象柿、象ミカン。それらを売る。あるいは自ら食べる。まさに、究極の自己完結型ライフスタイル。

そのロハスな生き方に共感してくれた仲間が全国から集まり、どんどん農地も人も増え、私の地元はいつしか、次世代集落営農モデルエリアとして、全世界に発信される。

メディアの取材が殺到、そこで私は運命の出会いを果たすのだ。そう、田中みな実アナと。

ああ、なんて夢があるんだろう。

百姓仕事後のビールは、最高に旨い。まずは、そのために頑張ります。何作ろうかな。

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