ページ コンテンツ

ぞうブロ

サラリーマンエンジニア象の、本格エッセイという名の妄想寝言。

GW最終日のフリーデー。天王寺と難波で答えを探し求めた中年男の物語。

スポンサードリンク

ついに、10連休が終わってしまう。

今年のGWは、免許の更新、近場の公園めぐり、夫婦喧嘩、実家でもみまき、身内のもめごと対応で、終わってしまいそうだ。そしてGW最終日。嫁さんがママ友と会ってくるから、1日フリーデーをあげると言ってくれた。昨日のもめごと対応で心身ともに疲弊してたので、素直にありがたかった。

 

GW最終日、突然のフリーデーに戸惑う。

午前、嫁さんが子供を連れて家を出ていった。ぽつんと取り残された私は、疲れた頭をフル回転させ始めた。こんな貴重な時間はなかなかないぞ。どうせなら、いつもできないことをしよう。さあ何してやろう。どんな悪さをしてやろうか。ニヤニヤが止まらない。

 

しかし五分後。高揚感は一瞬で消えた。昨日からの頭痛に加え、孤独という名の波が襲ってきた。あかん、これはあかんやつや。何かに没頭しないと、頭が負の感情で覆い尽くされてしまう。そしてネットサーフィンをして貴重な一日を潰し、夜激しく後悔し、五月病を発症、仕事に行けなくなってしまう。

 

パニックになった私は、弾かれたように家中を掃除し始めた。キッチン、リビング、風呂、トイレ、寝室。そして洗濯。なにか作業して体を動かさずにはいられなかった。

気がつくと1時間が経っていた。時計はすでに正午だった。

たしかにいつもはなかなかできないことだけど、こういうのじゃない。あと半日しかない。私の焦りは倍増した。

 

取り敢えず、腹が減っては戦はできぬ。家にあったいつものインスタントラーメンを食べ、一息つこうといつものパソコンの前に座ってしまった。ブログを書く気力もなかったので、禁断のYouTubeをいつも通り開いてしまった。

エロ動画サイトとFFのやり込み動画を交互に見る至福の時間。ハッと時計を見た。時計はすでに14時を回っていた。

 

ああ、何をやってるんだ俺は!

半狂乱で髪を振り乱しながら、日光を浴びないと死ぬ生き物みたいに、家の外へ転がり出た。

どこに行けばいいのか分からない。そういう時は、魔都・難波と相場が決まっている。

 

しかし。

f:id:elep-peace:20190506191203j:plain

なんと難波行きの電車が止まっていた。どうやら電線に飛来物が引っかかったらしい。なんだよ飛来物って。北のミサイル?鳥の糞?

仕方ないので路線を変え、天王寺に向かった。難波とまではいかないものの、何か答えがあるかもしれないからだ。

 

天王寺であべのハルカスに嗤われる。

天王寺に降り立ち、私は立ちすくんだ。一体何をすればいいんだろう。f:id:elep-peace:20190506191321j:plain

とりあえず、歩きまくった。そして考えた。

満喫に行く?ラーメン食べる?一杯飲む?電気屋行く?本屋で立ち読み?オシャレ文房具を買う?カフェでブログを書く?個室ビデオ店に行く?

 

どれも、自宅か近所で、事足りる事ばかりだ。そう気づいたのは、天王寺に着いてから1時間後。でも、よく分からん美味しいラーメンをやけ食いしつつ、私はなおも拘った。

天王寺に解はない。難波だ。やっぱりあそこに行かなければ。

「今頃分かったのかい?というか、難波にも貴様の求める答えとやらは、あるのかい?」

あべのハルカスが私を見下ろして、嗤っていた。

f:id:elep-peace:20190506191310j:plain

そうとは薄々分かっていた。しかし私は疲労困憊になりながら、大阪メトロ線に飛び乗った。

魔都・難波でも、答えは見つからず。

そしてやってきた、難波。天王寺以上の人混み、外国人の波。天王寺になかった電気屋に行こう。駅近のビックカメラだ。そこでアジアを感じながら、パソコンでも下見しよう。

なかなかいいのがあった。衝動買いしたい衝動に駆られた。しかし近所にあるヤマダ電機のポイントを貯めたい私は、泣く泣く店を後にした。空は曇っていた。

 

俺は一体、何をやってるんだ。遠のく意識と戦いながら、ビックカメラ近くのいつも行くたこ焼き屋で、私はいつもの激辛ソース&カルピスのセットを注文した。

熱々のたこ焼きを一人で食べながら、頬を涙が伝い落ちた。

f:id:elep-peace:20190506191610j:plain

 

今日はダメだ。GW最終日。明日から仕事が始まってしまう。なのに負けた。俺の居場所は、天王寺にも難波にもなかった。というかやはり、俺のやりたいことは、天王寺や難波に行かなくても、自宅か近所で、出来る事ばかりだった。

 

いつから俺は、こんなつまらないおっさんになってしまったんだ。独身時代は、もっと色々やりたいことがあった気がする。麻雀、フットサル、野球。飲み歩き、合コン。時にはメールやマッチングアプリで女を呼び出すことも平気だった。ごめんなさい、そんなことなかった。昔も今も、やってることは一緒だった。

 

そして自宅へ。ドトール最高。自宅最高。

難波からの帰り。最寄駅のドトールで、私は一心不乱に文章を打ち始めた。せめてブログを書こう。最近は気楽でフリーダムな裏ぞうブロにどっぷり浸かっている。でもせめて本家ぞうブロでも、GWに一本くらい書いとかないと。

 

こうしてGW最終日、一人の中年男の孤独と葛藤を描いた、エッセイ風便所の落書き未満の駄文が出来上がった。結局何が言いたいか。ドトールは最高だという事です。あまりに気持ちよすぎて、疲れがどっと出て、記事を書きながら寝てしまってました。

f:id:elep-peace:20190506191807j:plain

 

家に帰ると、嫁さんと子供がいた。

もう帰ってきたの?晩御飯作ってないよ?と言いつつ、嫁さんは家が綺麗になってて上機嫌だった。

これで、良かったんだ。答えもくそもなかった。目的の無い天王寺や難の徘徊ほど、疲れるものはなかった。私は寂しく笑い、すやすや寝ている子供を眺めた。

 

明日から仕事始め。5月病にならないよう、ぼちぼちだましだまし、頑張って行きましょう。

 

スポンサードリンク